がん免疫治療
当院の細胞性免疫検査について
 
細胞性免疫・酸化傷害度検査
 当院で行っている免疫検査は、フローサイトメトリーと呼ばれる測定機器を用いて、免疫細胞の種類や活動性などを測定するものです。
 免疫細胞はその種類によってさまざまな抗原を持っており、どのような抗原を持っているかを調べることでその免疫細胞の種類を特定できます。例えば、CD8抗原とCD11b抗原を同時に持っている細胞群はサプレッサーT細胞(負の免疫を担当)と考えられ、最近発見されたCD244抗原とCD8抗原を同時に持っている細胞群はキラーT細胞(正の免疫を担当)と考えられます。
 つまり、フローサイトメトリーを用いて抗原の種類を調べることで、患者さまの免疫細胞の種類を測定することができるわけです。また、この他の細胞の種類や休止状態か活動状態かなどを判別したり、その量を同時に測定することも可能です。
 この検査を行い、体内のウイルスや腫瘍細胞などを処理(攻撃)する免疫細胞や逆にそのような働きを抑制する免疫細胞の種類と量を測定することで、免疫細胞のバランスと活動性を評価することができます。当院では、これらの検査結果を免疫評価や免疫細胞治療の効果判定に利用しています。
 従来、このような検査は高度な検査機器が必要なため、遠隔地の検査センターに検体を送って依頼していましたが、本年、当院においてはフローサイトメトリーを導入することで、迅速な検査と検査結果の治療への反映ができるようになりました。