魔法のことば ビリーフワーク

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「息子は、このまま堕落して、みじめな人生を送るとは限らない。一時的に問題はあっても、起きて

 いることにすべて意味があり、これを乗り越え、自分の人生を幸せに切り開く力をきちんと備えて

 いる。私は、息子を愛する、唯一無二のすばらしい母親だ。」

 

これは、この3年間、私をささえ続けた「魔法のことば」です。

全日制の高校をやめ、通信制の高校をやっと卒業し、大学に入学したのもつかの間、また退学した

長男、高校に入学するも、何の目標も見いだせず、勉強もせず、部活もせず、やる気のない二男...

ふたりの怠惰な生活ぶりを見るにつけ、母親としての責任を感じ、自分を責めました。

「息子は、このまま堕落してみじめな人生を送るに違いない。こんな息子に育てた私は、母親として

 失格だ。」という不健全な信念をいだいていたのです。

 

ですから、サイモントン療法セラピストをめざして勉強をはじめた私が、まず最初に取り組んだ課題

が、自分自身の問題、母親としての不健全な思いでした。

たくさんのビリーフワークに取り組んで、ちいさな紙に書いては、財布の中に入れて持ち歩きました。

そして、不健全な思いが湧きあがると取り出しては、読みました。

(ビリーフワークとは、サイモントン療法のトピックのひとつで、自分自身の生活の妨げになっている

 と考えられる否定的な感情をモルツビーの5つの質問表で査定し、不健全なら健全な信念に書き

 かえて行く作業のこと)

 

そしていつしか、息子たちの生活ぶりが変化したわけではありませんが、自分自身に張り付けてい

た「母親失格」のレッテルはとれ、息子たちとの距離感が縮まって行くのを感じました。

息子たちとの会話も増えました。

そこには、息子たちの行動を気にしない、彼らを信頼している自分がいました。

 

長男は、音楽の道を目指し、模索中の毎日ですが、必要な体験をして、それを生かし、何かをつかん

でくれるでしょう。

二男は、昨年の秋、サイモントン療法の6日間セミナーを体験してから、大きな変化が訪れました。

自分も医療の世界に入りたいというのです。

プログラムに真摯に取り組まれる患者さんやご家族、研修生の姿が、彼の真心を揺り動かしたよ

うです。

壁に穴をあけるほど反抗していた二男が、自分を見つめなおすためにセミナーに参加したいと言い

だしたのも、母親である私の大きな変化と、サイモントン療法セラピストとして、信念をつらぬく私を

温かく支える、医師としての父親の姿があったからだと思っています。

 

昨日の3月1日、春雷の鳴り響く中、二男は卒業の日を迎えました。

卒業式での晴れやかな笑顔が、めざす道を定めた決心を物語っていたような気がします。

私もあらためて、母親として成長の機会をあたえてくれた息子たちに感謝をして、これからも

かれらの最大のサポーターであることを約束したいと思います。

 

                                       藤岡医院 カウンセラー

                                             藤岡 ふみよ

 

 

 

 

 

 

 

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このページは、藤岡医院ブログが2010年3月 2日 09:57に書いたブログ記事です。

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