2009年5月アーカイブ

本日 5月30日 午後2:00より第5回の定期勉強会が開催されました。
まずは、整体師の坂田氏。
操体法や頭蓋仙骨調整法による疼痛緩和の方法を実演を交えて講演されました。
とても、優しいソフトな手法です。
私たちの法人では、高齢者の入院や介護施設の入所・通所者がたくさんおられるので、
機会があれば、是非坂田さんには、私どもの法人でも高齢者の方々に施術を施して
いただければと思いました。
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次に、熊本代替療法研究会会長の長尾先生が講演されました。
「痛みに対する中国伝統医療の考え方と療法の例示」という演題でしたが、
面白かったのは、西洋人と中国人の発想の違いです。
この発想の違いが治療の違いへと発展し、現在の治療体系の違いとなって現れて
います。どちらの理論が正しいとか間違っているということではなく、
両者が別々のルートを辿っても同じ結論に近づいて行くように医学が発展していけば
素晴らしいだろうなあという思いを強くしました。
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藤岡医院 院長 藤岡靖也

再会

先日、以前、当院で治療をされていた患者さまAさんのご家族が訪ねて来られました。

正確に言えば、Aさんの婚約者だった方です。

Aさんは、当院が免疫治療を始めて間もない頃の患者さまで、いつもお二人いっしょで熱心に

治療に取り組まれていました。

当時は、今以上に状況の厳しい方や若い方が多く、Aさんは、その両方にあてはまる患者さま

でした。

「厳しいとは、わかっているけど希望は捨てません。自分には、まだやることがあります。」と

ご自身でたくさんの情報を集めてこられては、相談されていました。

あまり治療以外のことは話されなかったのですが、一度だけ婚約者への思いを語ってくださっ

たことがあります。

その思いの深さからくる苦悩に、カウンセラーという立場を忘れて共に涙したのを覚えています。

厳しい寒さが近づく前の11月、Aさんは、帰らぬ人となられました。

久しぶりに再会した彼女は、どんな思いでどんな日々をすごしたのか聞くまでもなく、苦難を

乗り越え、また新たな旅立ちをしようとする者の強さを感じました。


彼女のように亡くなられた患者さまのご家族が、当院をお訪ねになることは、めずらしくはあり

ません。

私たちは、病を克服するために共に戦った同士のような者ですから、時になつかしく思いだし

ていただけることは、うれしいことです。

ある患者さまの娘さんが「母は今もそばにいて見守ってくれていると思います。それは、母が

生きていた時以上に感じるのです。」と話してくださいました。


生を受けた以上必ず死という終りがあります。

しかし、それは肉体としての終わりであって魂は永遠に愛する人たちと共にあると考えたら

どうでしょう。

生を全うすることは、とても大切なことですが、決して死はすべての終わりでも敗北でもない

ということを私は、たくさんの患者さまやご家族を通して学ばせていただきました。


Aさんは、11月で7回忌を迎えられます。

今回の再会で、Aさんがどんなに彼女のことを思っていたか、幸せを祈っていたか、天国の

Aさんになり変って、あらためて伝えることができました。

きっと、あれから6年たった今、私がこのことを伝える必要なタイミングであり、また彼女に

とっても必要なタイミングだったのかもしれません。

Aさんの思いの深さを聞いた彼女の美しい笑顔が、なおいっそう輝いたのを見て、私は、きっと

彼女は幸せになると確信しました。

                                   藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ

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昨日、当法人のスタッフ研修で「アロマテラピーによるフットマッサージの講習会」を開催

しました。

講師には、ポールシェリー認定サロン「ひかりしずく」の河邉佳代子さんと日本アロマ環境協会

認定アロマテラピーインストラクターの高倉ひろみさんのお二人をお迎えしました。


私たち医療従事者は、人を癒すことが大きなミッションです。

人のお世話をするのが好きだからこの仕事を選んだという人が多いのですが、自分のケアと

なると案外おざなりになっているような気がします。

昔から、「医者の不養生」といいますが、これは、医療従事者全体に言えることかもしれません。

というわけで、今回は、まず自分たちが癒されるすべを学ぼうと企画してみました。


デモンストレーションの後、二人組になってマッサージの実習をしました。

あちこちから「痛い!」「うーん、そこは気持ちいい。」などの声が飛び交うなかアロマの優しい

香りが漂います。

みんなとても良い顔をしています。

普段、仕事をしている時とは違う「癒された顔」です。

いつもは、人を癒すのが仕事ですが、癒されることを知るともっと優しくなれること、まさに

「肌で感じた」時間でした。


当院では、必要に応じて患者さまにビワ灸やアロマのマッサージをおすすめします。

体を温めたり、良い香りでマッサージすることが、体の痛みの緩和と同様に心の痛みをも

緩和するからです。

そして、その施術に愛があれば、なおさらその効果は活きたものになると思っています。

ですから、どういう方法の施術を選択するかということ以上に誰が施術を行うのかということ

の方が重要になるかもしれません。

子供のころ、転んですりむいたところをお母さんになでてもらっただけで痛みが軽くなったこと

ありませんか。

人を癒すという行為は、まず信頼関係が大事なんですね。


「家に帰ったら、早速、夫にマッサージしてあげようかしら・・・」とスタッフのひとりが言いました。

そうそう、その思いやりが大事ですよ。

愛をこめてマッサージしてあげてくださいね。

                                    藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ


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某デパートで開催されている「ターシャ・チューダー展」を見に行ってきました。

ターシャ・チューダーは、私が敬愛する女性のひとりで、このように生きたいと憧れる人生を

送った人です。


絵本作家であるターシャ・チューダーは、アメリカ・バーモント州の村で創作を続けながら

広大な庭でガーデニングを楽しみ、生活のほとんどを手作りするというライフスタイルを

守り続け、昨年の6月、92歳で永遠の眠りにつきました。

ターシャは、70年間に100冊もの作品を出版するというワーキングウーマンの先駆者でありな

がら主婦であることが何よりも好きで、家事も完璧にこなす女性でした。

彼女が描く絵本の題材は、すべてが彼女の愛する自然であったり、動物であったり、日々の

暮らしの中から生まれてくるものでした。

彼女の人柄そのものの温かいぬくもりが伝わってくるような作品もですが、それ以上に彼女の

生き方、価値観に共感する人が多く、亡くなってなお、世界中の女性から畏敬の念を持たれ

ていると言っても過言ではないでしょう。


ターシャは、9歳で両親が離婚後、両親の友人に預けられます。

彼女自身も43歳で離婚し、決して順風とは思えない生活を送りながらも、生活を楽しむことを

忘れないまさしく健全な信念の持ち主であったと思います。


       生きていれば、落ち込むこともあります。
   
       状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。

       でも、変えられないなら、

       それを受け入れて歩み続けるしかありません。

       何があっても「生きていることを楽しもう」という気持ちを忘れないで。


ターシャ・チューダーの言葉 特別編 「生きることを楽しんで」(株式会社メディアファクトリー)の

巻末に彼女の言葉がこう綴られています。

92年の人生を生き抜いた彼女の深い深い言葉です。


展示されている彼女の愛蔵品や手作りのぬいぐるみ、人形、たくさんの絵を見ていると

「人生の中で、自分が望まないことでも必要なことは起きているはず・・・そこから何かを学べば

いいのよ。何がおきても大丈夫。生きていることを楽しむことが大切よ。」とターシャが語りかけ

てくれるようなそんな気がしました。

                                   藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ

来る6月20日、21日に2日間の藤岡医院「サイモントン療法」セミナーを開催します。

当院主催でのセミナーは、2回目となります。前回は2月に開催したのですが、参加者の方から

この次はいつ?とのリクエストも多く、2回目の開催を計画いたしました。


サイモントン療法は、がん患者さまとその家族のための心理療法として知られていますが、人生

をより良く、そして自分らしく生きたいと考えていらっしゃる方にも知っていただきたい療法です。

というのも、私自身がサイモントン療法によって人生観が変わったと感じたからです。


サイモントン療法を学ぶ以前の私は、医療従事者として常に無力感や時に絶望感に苛まれて

いました。

患者さまの前で笑顔を作りながら「大丈夫ですよ。良くなりますよ。」と言っている自分が、偽善者

に思えて、そのことがより私の苦しみを深くしていたような気がします。


そんな折、6日間セミナーが近々伊豆で開催されることを知りました。

一度6日間セミナーを体験されたことのある宮崎セバスチャン先生から紹介されたのです。

サイモントン療法は、本を読んで知っていましたが、まさかサイモントン博士に直接指導を受け

られるチャンスがあるなんて考えてもみなかったことでした。

ですから、サイモントン療法で言う「叡智」に導かれたような気持でセミナーに参加しました。


はじめてのセミナーの6日間は、衝撃の連続でした。

最初の「自分の喜びは何か」というトピックからつまずきました。

自分にとって心地よいものがわからないのです。

純粋に自分を満たすことを意識してこなかったことにに気づかされました。

ようやく自分自身の喜びを10個かぞえた時、何とも幸せな気分になったこと今でもはっきり

覚えています。

このように、毎日「気づき」とそこからの「学び」と「感謝」が怒涛のごとくやってきて、あっという間

にセミナーは終了しました。

そこで、私はこれから自分自身のことにしっかり取り組むという決意をして熊本に帰りました。


まず「私は、医療従事者として無力だ。」という不健全な思いを「私なりに精いっぱいやっている。

私は良い医療従事者だ。」という健全な思いに書き換え、自分自身との信頼感を育みました。

そうすると「患者さまはもともと自ずと癒えて行く力を持っている。」ということも自然と受け入れ

られるようになり、患者さまとの信頼感も益し、ほんとうの笑顔で患者さまと接することができる

ようになっていきました。

とにかく良き医療従事者である前に、自分にとって良き自分自身であることを追及しました。

ここまで要した期間は、2年...長いか短いかはわかりませんが、私に必要な時間だったことは

確かです。


現在は、サイモントン療法の認定カウンセラーとして患者さまと向き合う立場ですが、常に

自分が自分らしくあることを意識してます。

カウンセラーであっても毎日のストレスに対処することが楽ではないことは、皆さまと同じです。

それも含めて、あるがままの自分を愛し癒すことに努めています。

時に周囲には、わがままに映ることもあるかもしれませんが・・・(笑)


サイモントン療法は、人生を学ぶ療法です。

これからどう生きてそしてどう終わりたいか悩んでいらっしゃる方があれば、6月20日、21日

のセミナーにご参加ください。

きっと、あなたの真の健康がどこにあるのか気づく手がかりになるでしょう。

                                 藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ

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阿蘇野の花観察会(阿蘇花野協会主催)で阿蘇五岳のひとつ杵島岳(1321メートル)に
登りました。3月下旬の野焼の後、いろいろな春の花が咲き始めているので、それを観察
してみようというものです。

これ以上にないと思えるくらいの快晴の中「まあ、ハイキング気分で行きましょう」という
協会の方の声に安心して出発しました。いただいたヒントカードをもとに16種類の花を
見つけたら「くまもとの希少な動植物」という本がプレゼントされるという粋な企画もあって
まるで宝さがしの気分でした。

普段「スミレ」と呼んでいる花も、何種類もあるということをはじめて知ったその日に5種類の
スミレ(スミレ、ツボスミレ、タチツボスミレ、フモトスミレ、キスミレ)を見ることができて幸運
でした。また、全く同じ黄色で同じ形の花なのに、葉が3枚か、5~7枚かでミツバツチグリか
キジムシロか呼び方が違うということも驚きでした。

気がつけば、参加者のほとんどがあちこちで地面に這いつくばって小さな植物を眺めています。
なんともおかしな光景ですが、小さな植物には、そうせざるを得ない魅力があります。

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(ミヤマキリシマ)
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(イワカガミ)
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(キジムシロ)

頂上に近づくにつれ、勾配がきびしくなり慣れない私は、悲鳴をあげそうになりました。
「ハイキング気分?」とんでもない!と思いながら、ひたすら頂上を目指しました。

やっとの思いで辿り着いた山頂には大きな火口があり、一周すると阿蘇谷や米塚が一望
できます。すばらしい眺望に今度は感嘆の悲鳴をあげました。

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(火口を一周する参加者)

阿蘇市は阿蘇山の世界文化遺産指定を目指しているそうです。阿蘇山上の自然再生や
景観改善のため杉林の伐採も計画されていると聞きました。阿蘇の雄大な自然環境は、
それを守り育てようとする人たちの努力なしではなしえないと、山頂から眺めながら痛感
しました。そして、この美しい自然が永遠に守られ、私たちを癒し続けてくれることを心から
願いました。
                                 藤岡医院 カウンセラー 藤岡ふみよ


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